在宅介護をする際に利用したいと考える人も多いホームヘルパー(訪問介護)。ですが、初めて契約する人にとってはいろいろ心配ごともあるかと思います。プロの介護士とはいえ、家族の面倒を他人に見てもらうのですから、不安なのは当然のことですよね。
そこで、失敗しないためのホームヘルパー(訪問介護)の選び方と頼む時のポイントをご紹介したいと思います。
まずは情報収集を行う
ホームヘルパー(訪問介護)を利用すると決まったら、まずは住んでいる地域でサービスを提供している訪問介護事業所の情報収集からはじめましょう。サービス利用者の口コミ、担当のケアマネージャーからの情報、市町村の介護保険担当課でも有力の情報を聞く事ができます。ヘルパーに行ってもらいたい介護サービスについては、かかりつけの主治医に相談するといいでしょう。
また、インターネットによる情報収集は、独立行政法人福祉医療機構が運営している福祉情報サイト ワムネットや、「都道府県名 指定情報公表センター」と検索して表示されるサイトを参考にすると良いかもしれません。
ホームヘルパー(訪問介護)選び方
ホームヘルパー選びで重要なことは、必ず複数の訪問介護事業所を比較することです。自宅から近いから、料金が安いからだけでなく、総合的にサービスの質を見極めてから利用する訪問介護事業所を厳選しましょう。
また、どんなサービス内容か?料金はいくらか?などが書かれた重要事項説明書を送付してもらい、実際に会って説明を受ける事も忘れてはいけません。ちなみに、この時点ではまだ訪問介護サービスを利用していないので、費用は一切かかりません。
最低限チェックしておきたいポイント11項目
契約したい訪問介護事業所がだいたい決まったら、最終チェックを行いましょう。最低限チェックしておきたい項目は11個。全部クリアするとまではいきませんが、自信が納得できる範囲で選定しましょう。
- 営業日、営業時間、連休中の利用などの確認
- 業務内容の確認、希望する介護サービスが受けられるか?
- 職員(スタッフ)の人数、介護福祉士の有無、介護職員初任者研修などの資格を持った人は何人いるか?
- 訪問日の変更対応は可能か?
- ヘルパー(訪問介護士)の変更対応は可能か?
- 利用料金、介護保険が使えるサービス、介護保険が使えないサービス、支払い方法などがはっきりしているか?
- 予定のキャンセル、利用者の都合でキャンセル出来るか、キャンセル料は発生するのかなど
- 苦情や相談の対応方法、万が一の時に相談できる責任者がいるか?
- 緊急時の対応、急に体調が悪くなった時の対応、提携している病院などはあるか?
- 事故の補償、事故が起きた時にどのような対応があるか?
- 契約の解消、契約をやめたいとき、手続きの方法、何日前まで連絡すればいいのかなど
まとめ
ホームヘルパー(訪問介護)を利用する際は、事業所との契約内容はしっかり把握すること。疑問点や怪しい所があれば、ケアマネージャーや消費者センターに相談することも大切です。事業所とは長い付き合いになるかもしれないので、良い関係性を築くことも忘れずにしましょう。
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