小学校でも英語が必修科目になって、これからの子供たちはますますグローバルな世の中で生きていくことになりそうです。
将来は大手企業に就職させたいと考える親御さんの中には、バイリンガル育児のように幼少期から英語を子育てに取り入れる人も多いですよね。
最近では、大人の英会話教室に続き小学校入学前のお子さんを対象にした英会話教室も行われています。
そこで今回は、子供を英語教室に通わせることについてのメリットとデメリットについてまとめてみました。
子供に英会話を習わせるメリット
まずは子供に英会話を習わせるメリットについてです。
もし、将来的に我が子に海外の名門大学へ進学してもらいのであれば、当然ですが英語のレッスンは早ければ早いほどいいでしょう。
海外の大学も進路にできる
大手子供向け英会話教室によると、小学生で TOEIC 700点の取得を目指して、中学1年生で志望する国内の大学や海外の大学といった進路の検討を開始するそうです。
海外の大学に進学した方がより高度な大学教育を受けることができ、その後の就職も有利になるといってもいいでしょう。
英語は子供の方が身につきやすい
また、音楽と同じで、英語を聞く耳は子供の頃からスタートした方が成長が早いというデータも出ています。
子供は物事を考えて身に付けるというより、実際に体感して覚えるといった能力に長けているからなんですね。
英文を読む力や書く力は、後からでも身に付けやすいのですが、英語を聞く力はなかなか難しいので、早い段階で身に付けておくと後々有利になります。
子供に英会話を習わせるデメリット
それでは、反対にデメリットについてです。
月1万円以上のお金がかかる
デメリットは何と言ってもお金がものすごくかかるということ。通わせる英会話教室ですが、早いところだと生後半年からレッスンもあるので、保育園費や幼稚園費に加えて毎月の養育費が増えることになります。
英会話教室によって様々ですが、1ヶ月にかかる費用はだいたい1万円といったところが多いようです。
途中で辞めにくい
また、とある英会話教室では、子供向けのレッスンから大人向けのレッスンまでを一貫した長期コースもあり、途中で辞めにくくなっているようです。
私は、大人になってから英会話スクールに通ったのですが、スタッフに直接聞いたところ、どうやらノルマがあるようで必死に勧誘していると言っていました。
学校での英語の授業がおろそかになる場合も
それから、私は過去に中学校で英語を教えていたことがあるのですが、英会話教室通っていたという生徒に限って、英語の成績は真ん中より少し上程度でした。
原因は「自分は英語ができる」という思いから、中学校で行う英語の学習時間が少なくなり、文法が全く理解できていないという落とし穴にはまってしまったからだと思います。
このような事態を想定して、文法も合わせて教えてくれる英会話教室であればいいのですが、会話だけという考えはそういう意味では逆に危険なのかもしれません。
子供の意見を尊重してから検討する
このように、子供の頃から英語を勉強することについては、いろいろと検討する必要がありそうです。
あと、英会話に限らず子供の習い事選びで絶対に気を付けたいのが、子ども一人ひとりには必ず向き不向きがあるということです。
何より一番大切なことは、子供の意思を尊重して、子供を英語嫌いにさせないということだと私は思います。
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