WordPressのバージョンアップはセキュリティーホールなどの脆弱性箇所の修正が行われている場合があるので、必ず行うようにしたいものです。
当ブログ「10-PLATE」もWordPressを使用しており、常に最新のバージョンに保たれるよう管理しています。
そこで今回は、ハッカーやスパムから大切なブログ・サイトを守ってもらう為の、WordPressバージョンアップについてご紹介します。
正しいWordPressのバージョンアップ方法
一般的なWordPressのバージョンアップ方法と言えば管理画面からのバージョンアップだと思います。私もいつもこの方法で行っています。
WordPressディレクトリバックアップ
まずはWEBサーバーにアップロードされているWordPressディレクトリのバックアップを取りましょう。
ごくまれに、使用しているレンタルサーバーが最新のWordPressに対応していない場合があります。そういった場合、すぐに元に戻せるようにするためにもディレクトリのバックアップはとても重要です。
データベースのバックアップ
データベースのバックアップはよっぽどのことがない限り不要ですが、ついでなので一緒にやっておきましょう。
使用しているレンタルサーバーにphpMyAdminという項目があると思うのでログインします。
使用してるデータベースを選択して、タブのエクスポートから「ファイルに保存する」にチェック。あとは「実行する」でデータベースのバックアップを取ることが出来ます。吐き出された「.sql」データがデータベースに保存されているデータです。
プラグインを全て停止する
WordPress管理画面から現在使用しているプラグインを全て停止しましょう。
プラグインが有効のままバージョンアップをすると、既存のプラグインと新しいWordPressファイルが競合して、クラッシュすることがあります。
管理画面から自動アップデートを行う
上記の作業が完了したら、ようやくWordPressの管理画面からバージョンアップを行います。
停止させたプラグインを有効にする
先ほど停止させたプラグインを有効にします。この際にしっかり動いているかも確認しましょう。
「All in One SEO Pack」など人気のプラグインはWordPressのバージョンアップに合わせて最新版がリリースされますが、もっとコアな機能のプラグインの場合はそのままの場合がほとんどです。
動作チェック
管理画面、ブログ・サイトの動作をチェックしましょう。管理画面に追加された新しい機能なども合せて確認します。
投稿記事やメディアなどのデータがしっかり引き継げているかなども重要な確認ポイントです。
バージョンアップでプラグインが使えなくなる?
WordPressを使ったブログ・サイトの一番怖い所は、バージョンアップによって今まで使っていたプラグインが動かなくなることです。
私も何度が仕事でこういった事例の対応をした事があるのですが、例えるなら「意識不明の重体」です。
対処方法:1
まず対策として行うことは、プラグインをカスタマイズします。WordPressのバージョンアップによって変更された点を洗い出し、影響しそうな箇所を隅から調べ尽くします。
対処方法:2
それでもダメな場合は代替プラグインを探して適合させますが、見つかってもちゃんと使えるかは運次第。
対処方法:3
最終的な手段はWordPressのバージョンダウンです。
バージョンアップしたのにプラグインが動かないからバージョンダウンする。なんともおかしな話ですね。
でも実際に仕事で何度もこういった方法でブログ・サイトを復旧させています。
まとめ
プラグインの多用は命取り。欲しい機能が簡単に導入できるプラグインはとても便利で、どんどんインストールしてしまう気持ちはわかります。
しかしWordPressのバージョンアップと共に消えていくプラグインも結構多いです。WordPressにインストールするプラグインは必要最低限にしましょう。
WordPressって結構な頻度でバージョンアップが行われるので、プラグインに限らず何かしらのプログラムクラッシュが発生してサイトの機能が停止しないか、毎回ドキドキしながらバージョンアップしています。
でも、それが怖いからと言って古いバージョンのままだと、ハッカーに狙われてブログ・サイトが乗っ取られるなんてことも。
WordPressは必ず最新のバージョンを維持することが大切なのです。
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