バインディングとビンディングではどっちが正しい?違いを詳しく解説

バインディングとビンディングではどっちが正しい?違いを詳しく解説

スノーボード板とブーツを固定するギア。年配の人やあまりスノボに詳しくない人は「金具」と呼んでいるアレ。

あなたは「バインディング」と言いますか?それとも「ビンディング」と言いますか?正直、どちらでも通用しますが、気になったので違いを調べてみました。

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バインディングは英語

「Binding(バインディング)」は英語で、縛るや結ぶという意味の「Bind(バインド)」を元に、書類を挟む板のバイダーも語源は同じです。

スノーボードでも同様に、ブーツを板に固定(バインド)するということから、バインディングが使われるようになりました。

ビンディングはドイツ語

一方の「Bindung(ビンディング)」の語源はドイツ語で、正しい発音は「ビンドォング」です。

ドイツ語の発音にあまり馴染みのない日本人が、英語とドイツ語を混同してしまい生まれたのがビンディングという言葉です。

スノーボードはバインディングが正解

スノーボードはバインディングが正解

スノーボードはアメリカ発祥のスポーツですので、スノーボード業界では「バインディング」が正しいとされています。

日本国内ではJSBA(日本スノーボード協会)が表記を英語の「バインディング」に統一しています。

また、「FLUX(フラックス)」「UNION(ユニオン)」「BURTON(バートン)」をはじめとする、各社スノーボードメーカーでは「バインディング」に統一しています。

スノーボードアイテムを販売するネットショップや店舗を確認しても「バインディング」と表記している場合がほとんどとなっています。

このことから、スノーボードでは「バインディング」と呼ぶことが正解ということになります。

スキーやスポーツ全般ではビンディングが主流

スキーやスポーツ全般ではビンディングが主流

一方で、スキー発祥の地、ヨーロッパ圏ではブーツを固定する金具のことを「ビンディング」と呼んでいます。その名残から、スキー以外のスノーボードでも「ビンディング」を使うことが一般的となっています。

また、ロードバイクやマウンテンバイクなどの自転車スポーツでも、べダルと靴を固定する金具のことを「ビンディングペダル」と言います。

つまり、スノーボード以外のスポーツでは「ビンディング」を使うことが正解ということになります。

バインディングの種類

余談になりますが、バインディングにはいくつか種類があります。一般的に使われているタイプからメーカー独自に開発したタイプまで幅広い種類が存在します。

ストラップ・バインディング

ストラップ・バインディング

ストラップ・バインディング」とは、一般的によく使われているタイプのバインディングです。足首とつま先の2ヶ所のストラップでしっかりブーツをホールドしてくれます。着脱に時間がかかりますが、価格帯も安く、初心者におすすめのバインディングです。

リアエントリー・バインディング

リアエントリー・バインディング

リアエントリー・バインディング」とは、ハイバック(背もたれ側)が倒れるタイプのバインディングで、素早くてスムーズな着脱が特徴。「クイックエントリー・バインディング」とも呼ばれています。

立ったまま固定でき、着脱が早く、リフトから降りてすぐに滑り出すことが出来るという反面、ストラップタイプと比べてバインディング自体が重く、ホールド力も劣ります。

ステップイン・バインディング

ステップイン・バインディング

ステップイン・バインディング」とは、ストラップなどの固定具は一切なく、ブーツをバインディングに乗せるだけでカチッと固定されるタイプのバインディングです。BURTON(バートン)が独自に開発した「ステップオン(STEP ON)」が有名です。

メリットはリアエントリーを超える着脱の早さと、ストラップがないため収納やメンテナンスが楽という点。一方のデメリットは、バインディングに対応する専用のブーツが必要になるため、買い替え費用が高額になるという点、また特殊なブーツなのでブーツ自体が重くなるという点です。

バインディングの選び方

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バインディングを選ぶ際に最も重要なのはブーツとの相性です。とくに注意したいポイントがヒールカップ(かかと)のフィット感です。ブーツとバインディングのフィット感がイマイチだと、いくらストラップをきつく締めても隙間が出来てしまい、板のコントロールが困難になります。

ですので、初心者の方は、ブーツとバインディンは同じブランドで揃えることをおすすめします。

もし、ブーツとバインディング、それぞれこだわって選びたいという方は、必ずお店で試着して締め付け感やかかとのフィット感を確認するしましょう。

バインディングのスタンス幅や角度の目安は?

バインディングのスタンス幅

スノーボード板にバインディングを固定する際のスタンス幅は、肩幅より少し広めがおすすめです。足を開けばそれだけ安定感は増してボードコントロールも容易になりますが、その分、内腿の筋肉が疲れやすくなるので注意です。脚力に自信がある方、グラトリを極めたい方は広めにしてみましょう。

また、バインディングの角度(アングル)ですが、左足前のレギュラースタンスであれば左15度、右10度、右足前のグーフィースタンスであれば左10度、右15度から始めると良いでしょう。慣れてきたら、逆足前で滑るスイッチスタンスに対応させるため、左右同じ角度の「ダックススタンス」を目指しましょう。

バインディングのスタンス幅や角度の目安は?

ともあれ、初心者の方は何度も滑りながら丁度いいスタンス幅や角度を探ると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介した「バインディング」と「ビンディング」の違いを簡単まとめると、

  • スノーボードはバインディング
  • スキーはビンディング
  • スポーツ全般はビンディング

といった認識が正解ということが分かりましたね。ですが、呼び方なんてどうだっていいんです。伝わればOK。そんなことよりスノーボードを楽しむことが大事です。細かいことにこだわらず、スノーボードを楽しみましょう!

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この記事を書いた人
SnowBoardGeek

自称「SnowBoardGeek(スノーボード・ギーク)」の元プロライダーで現在は都内の某有名スノボショップの店員をしています。プロ引退後もヒトリストとしてゲレンデに出没してます。

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記事のコメント

  1. 匿名 より:

    ビンディングって言ってる人はたいてい高齢者。スノボはバインディング、むしろバインって呼ぶ。