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実務者研修を取得するならどこのスクールがいい?おすすめをご紹介!

実務者研修を取得するならどこのスクールがいい?おすすめをご紹介!

実務者研修は、平成25年に介護職員基礎研修とホームヘルパー1級が一本化されて出来た資格です。具体的には資格ではなく研修といった形になり、研修を修了すると修了証を受け取ることが出来ます。

実務者研修は介護職員初任者研修の上位資格としての位置づけになりますが、取得するにあたり介護職員初任者研修を持っていなければいけないというわけではありません。つまり、全くの介護未経験の方でも取得出来る資格となっています。

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実務者研修の取得でサービス提供責任者に昇格

サービス提供責任者とは、ケアマネジャーや医療機関といった関連職種との連絡や調整を行い、円滑な介護サービスを提供する際に欠かせない重要なポジションの介護職員のことです。

その他にも利用者やご家族への連絡、訪問介護事業所であれば担当ヘルパーの指導や連絡など、マネジメント業務も行います。

サービス提供責任者には、介護職員初任者研修を保有している介護士でも目指せるのですが、そこには介護報酬という大きな壁があります。

介護事業所や介護施設のほとんどは、国からの補助金にあたる介護報酬によって運営されています。しかし、介護職員初任者研修を持つ介護士がサービス提供責任者を務めた場合、介護報酬10%の減算対象となってしまいます。

サービス責任者

一方、実務者研修を持つ介護士であれば介護報酬の減算の対象には該当しません。

介護報酬は出来るだけ多く貰いたいという経営者の考えであれば、実務者研修を持っている介護士をサービス提供責任者にしたいといった流れが必然となりますよね。そういった意味でも、実務者研修を持っている介護士の方がサービス提供責任者として採用されやすいと言えます。

実務者研修を保有していれば「たん吸引」や「経管栄養」が行える

実務者研修を修了し介護施設や医療機関で実地研修を受けることで、介護士でもたん吸引や経管栄養といった医療行為が行うことができるようになります。

介護が必要なお年寄りの多くは嚥下機能の低下により、痰(たん)を上手く飲み込むことができません。そのため、喉の奥に痰が絡むことが頻繁におこります。痰が絡まったままだと呼吸がしづらいだけでなく、肺炎の危険性も高くなります。そのため、介護現場ではたん吸引も重要な仕事となっています。

たん吸引や経管栄養

経管栄養とは、嚥下機能の低下により口から食事が摂れなくなった高齢者のための栄養補給法です。介護における主な経管栄養には、胃ろうと経鼻栄養があります。

胃ろうとはカテーテルと呼ばれるチューブを胃に装着し、胃に直接栄養を入れていく方法です。経鼻栄養とは、鼻から胃までをチューブでつなぎ、栄養を注入する方法です。

これらのたん吸引や経管栄養は医療行為にあたるため、医師や看護師といった医療関係者以外が対応することは原則禁止されています。

ですが、専門的な研修や一定の条件を満たす介護士であれば、たん吸引や経管栄養といった医療行為も行えるようになります。

通常、介護士がたん吸引や経管栄養などの医療行為を行えるようになるには、喀痰吸引等研修といった専門資格を修了する必要がありますが、実務者研修のカリキュラムには喀痰吸引等研修で受講する基本研修も含まれているため、その後の実地研修を受けるだけで、たん吸引や経管栄養が行えるようになります。

介護福祉士を取得する為に実務者研修の取得は必要

ご存じの方も多いかと思いますが、2016年から国家資格の介護福祉士試験の受験資格が変更となりました。特に大きな変更となったのが実務経験3年以上の受験ルートです。

平成27年度(平成28年1月実施)の介護福祉士試験までは実務者研修を修了している方は緩和措置として実技試験が免除となっていました。しかし、平成28年度(平成29年1月実施)の介護福祉士試験からは、新たに実務者研修の修了が受験資格の条件に加わりました。つまり、介護福祉士を取得する為には必ず実務者研修を修了していなければいけないということです。

なお、実務者研修には介護福祉士の実技試験と同等の修了検定が含まれているため、実技試験が無くなったというよりは、事前に合格しなければならないといった認識が正しいのかもしれません。問題となっている介護職員の質向上と、様々な受験ルートがある介護福祉士試験運営の負担軽減が期待される新しい仕組みとなっています。

修了試験

実務者研修が取得できるスクールと受講料の一覧

実務者研修の平均的な受講料は15万円前後となっています。介護職員初任者研修に比べ多少高額ですが、教育訓練給付制度や自立支援教育訓練給付金制度の利用、保有資格による受講料の免除もあるので、これらを有効に活用してお得に取得しましょう。

学校名保有資格受講費用
ソラスト無資格者99,000円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者84,000円
ニチイ無資格者140,800円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者88,000円
三幸福祉カレッジ無資格者142,670円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者109,670円
未来ケアカレッジ無資格者109,450円~
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者76,450円~
ほっと倶楽部無資格者154,000円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者110,000円
日本福祉アカデミー無資格者140,800円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者107,800円
藤仁館医療福祉カレッジ無資格者180,000円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者140,000円
EDC医療福祉学院無資格者120,000円
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)保有者89,000円
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教育訓練給付制度を活用する

教育訓練給付制度とは、厚生労働省による再就職支援制度で、受講料の2割が戻ってきます。例えば、実務者研修の平均的な取得費用は15万円ですが、そのうちの2割の3万円が支給されるので、実質12万円で資格取得可能です。

教育訓練給付制度の対象は以下の条件を満たす方。自分ではわからないという方は、お住まいの管轄のハローワークに問い合わせてみるといいでしょう。

  • 雇用保険の被保険者で被保険者期間が通算3年以上の方
  • 教育訓練給付金の支給を受けたことが無い方に限り、雇用保険の被保険者で被保険者期間が通算1年以上の方

教育訓練給付制度の申請には、実務者研修の修了後に「教育訓練給付金支給申請書」「教育訓練修了証明書」「受講料領収書」を1ヶ月以内にハローワークへ提出します。提出書類に不備がなければ、ハローワーク名義で指定した口座に給付金が振り込まれます。

自立支援教育訓練給付金制度を活用する

自立支援教育訓練給付金制は、地方自治体によって実施されている制度で、母子家庭(父子家庭)の親を対象にした給付金制度です。自立支援教育訓練給付金制度も受講料の2割の給金を受けることができます。

自立支援教育訓練給付金制度の対象者は教育訓練給付制度よりも厳しく、下記の全てに該当する方のみとなっています。

  • 20歳に満たない子供を扶養している
  • 児童扶養手当の支給を受けている、もしくは同様の所得水準にあること
  • 雇用保険法による教育訓練給付の受給資格を有していない
  • 就業経験、技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、当該教育訓練が適職に就くために必要であると認められること

保有資格による受講料の免除について

実務者研修は保有資格による受講料の免除もあります。免除される金額は学校によって様々ですので、対象資格を持っているという方は比較してみるといいかもしれませんね。

三幸福祉カレッジの場合

保有資格受講料
介護職員基礎研修修了者40,700円
訪問介護員1級課程修了者
(ホームヘルパー1級)
84,700円
訪問介護員2級課程修了者
(ホームヘルパー2級)
109,670円
介護職員初任者研修修了者109,670円
無資格の方142,670円

スクールの割引制度を活用してお得に取得しよう

学校によっては様々な割引制度を実施しています。実務者研修だけに固執するのではなく、その先にある介護福祉士の対策講座も検討してみてはいかがでしょうか。合わせて申し込むともっとお得になります。

また、グループ割やペア割といった割引制度を行っている学校も多いので、職場の同僚や知人友人の中に実務者研修を受けたいと思っている人はいないか一度聞いてみるといいかもしれませんね。

割引制度の例

  • 介護職員初任者研修+実務者研修セット割引
  • 実務者研修+介護福祉士対策講座セット割引
  • 同じ講座を2名以上で申し込むのグループ割やペア割
  • 過去に同校で資格を取得した修了生割引
ペア

実務者研修のカリキュラム

実務者研修を取得するには、通信と通学で合計450時間のカリキュラムを修了する必要があり、資格取得までの目安としては約6ヶ月程度となっています。また、保有資格によって受講科目の免除と受講料の割引もあるので、介護職員初任者研修などの資格を取得してから実務者研修を取得するといった流れの方も増えています。

以下、実務者研修のカリキュラムと保有資格による免除科目の表です。

科目受講時間無資格介護職員初任者研修ホームヘルパー介護職員基礎研修
1級2級3級
人間の尊厳と自立5免除免除免除免除免除
社会の理解Ⅰ5免除免除免除免除免除
社会の理解Ⅱ30免除免除
介護の基本Ⅰ10免除免除免除免除免除
介護の基本Ⅱ20免除免除免除
コミュニケーション技術20免除免除
生活支援技術Ⅰ20免除免除免除免除
生活支援技術Ⅱ30免除免除免除免除
介護課程Ⅰ20免除免除免除免除
介護課程Ⅱ25免除免除
介護課程Ⅲ(通学)45免除
発達と老化の理解Ⅰ10免除免除
発達と老化の理解Ⅱ20免除免除
認知症の理解Ⅰ10免除免除免除
認知症の理解Ⅱ20免除免除
障害の理解Ⅰ10免除免除免除
障害の理解Ⅱ20免除免除
こころとからだのしくみⅠ20免除免除免除免除
こころとからだのしくみⅡ60免除免除
医療的ケア(演習あり)50
合計受講時間450時間450時間320時間95時間320時間420時間50時間

資格を持っていない場合の受講時間は合計450時間となりますが、ホームヘルパー3級を持っていれば420時間、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)を持っていれば合計320時間、ホームヘルパー1級を持っていれば95時間、介護職員基礎研修を持っていれば50時間となります。

また、学校によっては免除される科目に比例して受講料の減額制度も行っているため、実務者研修以外の資格を取ったからといて損をすることはありません。

実務者研修の通信と通学について

実務者研修では「介護家庭Ⅲ(45時間)」と「医療的ケア(50時間)」のみ通学(スクーリング)となっており、その他は通信で自宅学習をし、各科目の課題(レポート)を提出するといった流れになります。

各科目で提出するレポートは1~2枚程となり、保有資格によって免除となる場合は提出する必要はありません。

通信カリキュラム

実務者研修の資格受講者の口コミ

(神奈川県 / 30代男性)
(神奈川県 / 30代男性)

介護福祉士の受験資格に必要になったから実務者研修を受講

2017年度からは実務経験3年という条件に加え、実務者研修の修了も必要とのことでちょっと早めに受講。ホームヘルパー2級を持っており、勤務先からも資格取得手当が出るそうなので助かりました。教育訓練給付金制度も利用でき、キャッシュバックされたお金はポケットマネーに(笑)あとは、介護士でも喀痰吸引や経管栄養も出来るようになるとか。これで職場の偉そうな看護師の立場を追い込めると思うとワクワクが止まりません

(埼玉県 / 20代男性)
(埼玉県 / 20代男性)

実務者研修取得後、サービス提供責任者に任命された

もともと介護福祉士を受験するために申し込んだ実務者研修。センター長にそのことが知れ渡ると「サ責ってやってみる気ない?」とサービス提供責任者の話が出ました。介護福祉士を取得して特養に転職を考えていたのですが、思わぬ産物というか、すんなりキャリアアップの道ができました。無事に6ヶ月かけて実務者研修を修了し、予定通りサ責として勤務しています。責任も増えて大変ですが、毎日やりがいもあります。そして何より給料が一気に増えたのが一番大きいですね。

今年の介護福祉士資格に向けてセットで申し込み

初任者研修すら持っていませんでしたが、実務者研修は誰でも取得可能ということ知り、思い切って受講を申し込みました。また、放課後等デイサービスに勤めて3年目ということもあり、介護福祉士の受験資格も問題なくクリアできそうだったので、思い切って介護福祉士の取得対策講座も申し込み。実務者研修と介護福祉士講座をセットで申し込むと安くなるコースもあり通常よりお得に受講できました。(北海道 / 50代女性)

実務者研修の取得は自分に最適な学校やコースを選ぶことがポイント

実務者研修の講習を受けるには学校に通う必要がありますが、学校は全国で数千ヵ所以上あり、平日コースから夜間コースなど種類もさまざまです。また保有資格によって割引や科目免除もあるためスクールの比較は必須。資格取得を目指す人の中には働きながら学校に通う事になるとい方もいるかと思いますので、無理なく受講できるよう自分のライフスタイルに合った学校やコース選びをおすすめします。

もし学校選びに迷っているならシカトルで資料請求してみてはいかがでしょうか?お住まいの地域で実務者研修のスクールを行っている企業、受講料、その他特典などを無料で紹介してくれますよ。

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この記事を書いた人
Misaki

現役の介護職員でありWebライターとしても活動。保有資格は介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、実務者研修、ホームヘルパー2級(現、介護職員初任者研修)、介護事務。また両親の在宅介護も経験しており、職員側と利用者側の双方の立場から専門的な見解を行っています。

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